【高齢者PayPayデビュー】スマホ、QRコード決算の教え方ポイント。社会への参加意欲が上がった話

後期高齢者からのスマホ③ QR決算編  シニアからのあれこれ


80歳
義母がガラケーを、スマホにかえた

レジで小銭にとまどうことなく、QR を活用
ケアマネさんとLINEで連絡
マイナポイントゲット

老夫婦のイラスト

スマホ社会をイキイキすごしている


今回は後期高齢者が
QR決算ができるようになるまでのはなし

高齢者のスマホデビューには
挫折がつきもの

いくつかの
ポイントを押さえ、仕掛けをつくれば、スムーズに導入できる



うまくいけば
高齢者にも、見守るかぞくにもメリットしかない

スマホ購入&つかえるようになる記事
LINEをマスターする記事

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はじめに

義母はレジに時間がかかる
小銭がだせない。うしろに並ぶ人はイライラ



きた道、ゆく道と思ってくれればよいが
ドヤされてはこまる

歳はとるいっぽう
小銭の出し入れを練習するより。QR決算のほうが早いかも

筆者のペイペイ導入体験


はなしずれますが

筆者は義母より後からスマホにした
パソコン、タブレットは使っていたが、PayPayは未知


不正請求も聞かなくなったので、早速はじめてみた


チャージ方法は、事前に動画説明をみた
緊張したがコンビニでチャージ完了

QR決算する画像 イメージ画像

つぎは決算

商品をてにとり、いざレジに
店員さんは、同年代オバさま。ラッキー


「はじめてのPayPayなの、おしえて」とひとこと。親切に教えてくれた

慣れるまでは同様に、「はじめてです」宣言しレジを利用した

80歳のQRコード決算チャレンジ


義母のスマホ
LINE導入は、別記事で紹介しました


スマホを購入し
基本操作がじゅうぶんできてから、LINEにすすんだ



こんかいも同様
LINEを導入して、数ヶ月たってからの、QR決済にチャレンジ

今回のはなしの義母は、スマホの基本操作に十分なれている状態です




なれているというのは


  • 意識しなくてもタップができる
    高齢者は液晶操作と親和性がない。ツメでコツっとやったり、長押ししたり、反応しなかったりする。これができないと、なにも進まない


  • 画面をみなれてきた
    若者とちがい、パット見て画面情報があたまに入らない。認知力の低下している。見なれるまで、じかんがかかる


  • ひとりで立てなおせる
    しらない画面になっても、おちついてホームにもどれる

高齢者は
まいにち、見て、さわって
ゆっくり、ゆっくりスマホへの認知度があがる



スマホにしてすぐQR決算はむずかしいです

スマホになれるのと、QR決算マスターを同時進行させると、高齢者はパニクります

十分スマホになれてからチャレンジしたほうが、挫折しないです


スマホを手にしたばかりなら、下記記事をどうぞ



LINEをマスターする記事
スマホ購入&つかえるようになる記事

興味をもってもらう

スマホとLINEは本人からの希望
QRは、筆者の希望



まず
QR決算に興味をもってもらうことからはじめた



ポイントがつくことを楽しくつたえた
履歴、送金がべんりなことをつたえた

「レジの支払いがおそい」なんて否定的なことは言わなかったよ

アピールポイント

  1. 手軽な支払い

    現金不要。スムーズ。財布からお金を取りだす手間、小銭をかぞえる手間なし

  2. 取引履歴がのこる

    支払い履歴をかくにんできる。金額、どこで使ったかふり返えることができる

  3. ポイントやキャッシュバック

    ポイントやキャッシュバックがもらえる。節約の手段として魅力的

インストールはやってあげる


インストールは
別に覚えなくてよいことなので、やってあげた

仲良し高齢者のイラスト

はじめは、支払いだけを練習

注意

今回の記事の義母は、PayPayのアプリ起動は、LINEアプリ同様なのですぐできました


アプリ使用ががはじめての場合は
LINE導入の記事を参考に、支払い画面がだせるまでくりかえし練習してください。高齢者に教えるポイントも書いてあります

チャージはさておき
使ってみる



筆者は週 1回義母宅にかよっている
行くと、3、4カ所
スーパー、コンビ二をまわり「はじめてです」とあいさつしながら支払う



画面をだして、レジにむかうだけ
それでも半世紀以上おこなってきた精算と違う。練習がひつよう

無意識におこなってきた行動様式をかえるのは、高齢者にはかなりのハードルなのです

高齢者ふたりの後ろ姿 イメ-ジ画像

あたらしい行動様式

  1. お財布でなく、スマホをだす

  2. アプリを起動

  3. しはらい画面をだす

  4. レジで画面をみせる

  5. 手にはスマホ、かい物かごをはこぶ

  6. 携帯をしまう、買い物荷物をしまう

PayPayの画面がだせればOKとはいかない


けっこう、アワアワもたつきます
サポートが必要


いちれんの行動になれるまで
何回もつきそってください

感情は不要。淡々と繰り返しにつきあうのみ

少々のトラブルは気にしない

ペイペイスキャン払いのQRコード

きづくと
ひとりでつかいはじめたようだ



ところで、練習のときにも
スキャンでの支払いをしたことがない



あるひ「操作がちがうお店もあるのね」と言っていた。もしかしたらスキャン払いだったのかもしれない

ほかにも
セルフレジでチャレンジして諦めたり


PayPay払いと、お店のポイントカードと
どちらが割がよいかレジで聞いたりしているようだ

教えてとはいわれないので

そうなんだ~と聞いてスルーした

トラブルも、本人が困っていないなら、スルーでOK


深追いしいないのも
感情的にならず、ながく淡々と教えられるコツ

ATMチャージにチャレンジ


お金は筆者がチャージし
義母のスマホにPayPay送金していた



そもそも
レジの小銭に時間がかかることが問題だったので、チャージの練習は不要と考えていた

ATM

しかし
おもいのほか便利だったのか、頻繁に利用している


チャージもできたほうが、便利だろう

ATMチャージを練習することにした


利用者のすくないATMをみつけた
1万円をいれるのに、4.5回にわけてチャージした




スマホ画面とはちがい
ATM画面には、なにをしたらよいかすべてかいてある




基本は、口出ししない
フリーズしても、SOSがなければみまもる



ゆっくりなのは、若者とちがい
画面の情報をぱっと見で認知できないだけ

ATMは、特別な機械ではない

時間はかかるが、自分でATM画面の文字をよみながら、もどりながら、すすめるほうが、身につく

「わたし、ま~つ~わ」と、待っているイラスト。イメージ画像

その後も、気が向いたときにチャージの練習をした
毎回はじめてだっけ?というくらいに、わすれている
まあ、気にしない気にしない





お互い気負わず、気が向いたら練習
何ヶ月かたったころ。ひとりでチャージしていることがわかった
チャージも卒業

「頑張ったよ」とつぶやく、温泉に入っているニホンザル

スマホライフをたのしんでいる


役所のサポートをうけながら
マイナポイントもひとりで取得した


地域ポイントで
洋品店のスパッツもお安く買えた



外出時におおきな財布を持ち歩く必要がなくなった



買ったばかりの厚みのある財布は、わが家へお下がりとなった (^^ゞ
こまるお下がりの記事はこちら

昔ながらの厚みのある長財布


早速、はやりの薄型財布を買っていた「今どきは、これよ!」だって

生活スタイルの変化


外出時の持ちものがかわった

リュックに財布ではなく
スマホポシェットに、スマホと薄型財布


首からさげている

  • 分厚いお財布、小銭入れをもちあるく必要がない

  • レジで、お財布、小銭入れをリュックから出し入れする必要がない

  • レジで、金額を聞き返したり、聞き間違えもない

  • 鈍った指先で小銭をださなくてよい

精算行動がラクになり
外出や買い物を、より自由に楽しんでいる


マイナポイントなどで社会と交流し
デジタル社会でも
自立生活する意欲が芽生えた気がする

スマホポシェットと、鍵とスマホの写真

こんなかんじ

スマホポシェットに携帯が入っている様子

社会についていけてない、社会からの疎外感は 精神的にもよくないですからね

QR決算のマスターは、結果的に、認知症予防に役立ったのではないかと思う

高齢者に覚えてもらうコツ

  1. ゆっくり・分かりやすくはなす

    おおきな声で、ゆっくり、はっきり
    技術的なことばは、わかりやすい表現に脳内変換して発言



  2. さわって理解してもらう

    操作をみせるのではなく、本人に操作してもらう
    理屈でなく、実際のアクションで理解してもらう 手は第二の脳



  3. くりかえしの重要性

    おなじ操作を何度もくりかえす
    手が、からだおぼえるまで、反復練習



  4. 動作はおそい、まちの姿勢

    脳と手の回路がつながるまで動作が非常におそい
    途中でフリーズしても、つぎに動きだすのをまつ


    フリーズは考えている証拠



    ネットの読み込みがおそい時とおなじ。フリーズ中に負荷をあたえない


    「わからない」と意思表示があって、はじめておしえる




  5. ポジティブなフィードバック

    高齢者が新しい事をおぼえるのは本当にすごいこと
    一緒に感動してあげよう



  6. リラックスした雰囲気

    プレッシャーを与えず
    笑顔やほめ言葉をまじえながら、リラックスした雰囲気でたのしくすすめる

教えるのが大変でも
本人のできることがふえれば、あとから自分がラクできる

スマホ購入&つかえるようになる記事
LINEをマスターする記事

花瓶に入った白い花束 イメージ画像

まとめ

  1. 支払いの手軽さや取引履歴、ポイントなど魅力をつたえ興味をもってもらう


  2. 画面操作だけでなく支払い前後の行動、あたらしい行動様式の取得をサポート


  3. お互い気負わず、適当なときにくりかえす


  4. デジタルツールを活用することで、高齢者の生活の自由度が増した


  5. 社会の進歩に取り残された疎外感を感じることなく、マイナポイントなどにも積極的にチャレンジ。じぶんのペースでデジタルなライフスタイルを楽しめるようになる


  6. 新しい技術を自分で使いこなす、喜びや達成感をあじわっている
高齢者がスマホをもつ手のアップ

あとがき

はじめは
通信手段としてスマホを取り入れた


それが
導入してみると、高齢者の生活のはばをひろげ
自己肯定感、日常の充実感につながることをしった


いっぱんに
高齢者とスマホは相性がわるいとされるが、視点を変えると、世ではさまざま不自由がある方に対応するアプリやデバイス、テクノロジーがすすんでいる

高齢者もまたデジタルツールの利点を享受できる対象者であるのだと思う

しかし
デジタルツールもまだ過渡期。高齢者が利便性を実感するには、少しだけ導入にお手伝いが必要



親族高齢者におしえることは
なかなか忍耐力のいる作業ですが、ながく自立してくれることで、まわりもラクになります


是非、QR決算の導入チャレンジしてみてください。お読みいただきありがとうございました

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