80歳
義母がガラケーを、スマホにかえた
レジで
小銭にとまどうことなく、QR を活用
ケアマネさんと
LINEで連絡、マイナポイントゲット
スマホ社会を
イキイキすごしている
今回は
後期高齢者がLINEをはじめたはなし
高齢者のスマホデビューには
挫折がつきもの
いくつかの
ポイントを押さえ、仕掛けをつくれば、スムーズに導入できる
うまくいけば
高齢者にも、見守るかぞくにもメリットしかない
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はじめに
義母は、スマホを購入してから
数ヶ月たっています
メール、写真、通話は、ひとりでできる状態です
ここまでのマスターがまだでしたら、
スマホ購入から、教室参加までの記事からどうぞ
そして
スマホと言えば、LINE
義母は年下のおともだちから
LINEでつながることを希望された
LINEを修得するはこびとなった
高齢者が新しいシステムを学ぶというのはどういうことか
話はかわるが、筆者のこと
パート先で20年つかっていたシステムがかわることになった
さきに
座学で説明があったが、まったく頭にはいらない
パートのオバチャン同士で
「何回もつかって、手でおぼえるしかないわね 」ガハハ
座学はまったくの無意味だった。管理者にはいわないけどね
認知力は、どんどん低下する
若者は
見たモノすべてがパット頭にはいるが、高齢者は、そうはいかない
実際
そのシステムはなんども使っておぼえた。 あとから説明書をみて書いてあることを理解した
高齢者の技術取得のポイント 体が、手がおぼえるまでくり返す
「手は第二の脳」
手のはたらきと脳のはたらきは密接につながっている
手を動かすことや触覚が、認知機能や学習に影響をあたえることが研究でしめされている
高齢者には理論的なせつめいより、手をつかった実際の動作のくりかえしで学ぶことが効果的。手を動かすことで脳が刺激されると、新しい情報やスキルを覚えやすくなる
スマホになじむまで数ヶ月の時間をとる
義母はひとりぐらし
スマホを購入してからしばらくは、メール、写真、通話のみ利用
なんでもない操作ですが
これらを数ヶ月おこなうことで、スマホになれる
そのうち
指がタップをおぼえ、文字も苦労なく入力できるようになる
なれているというのは
- 意識しなくてもタップができる
高齢者は液晶操作と親和性がない。ツメでコツっとやったり、長押ししたり、反応しなかったりする。これができないと、なにも進まない - 画面をみなれてきた
若者とちがい、パット見て画面情報があたまに入らない。認知力の低下している。見なれるまで、じかんがかかる - ひとりで立てなおせる
しらない画面になっても、おちついてホームにもどれる
基本操作がじゅうぶん以上にできてから、LINEをはじめる!
たとえば小学生
九九を暗記して、すぐ文章問題にすすむと、九九をおもいだすので精一杯で、問題どころではない
九九がスラスラ言えるようになってからなら、文章題をとく楽しさがあじわえる
スマホをもったばかりであれば
LINEチャレンジまで、購入してから数ヶ月の時間をもうけることをおすすめします
LINEをインストール
家族が、義母宅にあつまったとき
孫がLINEをインストールした
その日は
メッセージ送受信と、通話にチャレンジした
LINEでできるようにしたいこと
- メッセージをおくる
- メッセージを確認する
- 音声通話、発信、応答
- ビデオ通話、発信、応答
繰り返し練習する
例えば、メッセージを送る練習なら
- ホーム画面から、LINEにたどりつく
- アプリを開いて、トーク画面であるか確認
- 相手をえらび、文字にゅうりょく
- 紙ヒコーキマークを押して、GO!
これをなんどもくり返す
そして
2.3度くり返したからって、覚えられると、おもってはいけない!
わたしたちができるのは
動作のくりかえしを手伝うことだけ、わすれたらまた手伝う
脳と手の回路が、しぜんにつながるのをまつ
おしえる時のポイント
- ゆっくり・分かりやすくはなす
おおきな声で、ゆっくり、はっきりと
技術的なことばは、わかりやすい表現に脳内変換してから発言 - さわって理解してもらう
操作をみせるのではなく、本人に操作してもらう
理論でなく、実際のアクションをつうじて理解してもらう 手は第二の脳 - くりかえしの重要性
おなじ操作を何度もくりかえす。からだおぼえるまで、反復練習 - 動作はおそい、まちの姿勢
脳と手の回路がつながるまで動作が非常におそい
途中でフリーズしても、つぎに動きだすのをまつ
フリーズは考えている証拠
ネットの読み込みがおそい時とおなじ。フリーズ中に負荷をあたえない
「わからない」と意思表示があって、はじめておしえる - ポジティブなフィードバック
高齢者が新しい事をおぼえるのは本当にすごいこと。一緒に感動しよう - リラックスした雰囲気
プレッシャーを与えず、笑顔やほめ言葉をまじえながら、リラックスした雰囲気でたのしくすすめる
家族が交代しながらおしえた
ちがう部屋にわかれて通話するなどして、たのしんだ
当日中にメッセージの送受信はできるようになった
半年くらいはサポ-トが必要。徐々にできるようになる
そのご、しばらくは
毎日LINEで「テストメッセージ」がおくられてきた
「練習しているだけなので、返信はいらない」とかいてあった。忙しいときは返信しなかった。お互いムリしない
LINEがこないようなら、送ってあげてもよいかもしれません
メッセージは取得できたが
通話は、すぐわすれてしまった
筆者は、週 1 回義母宅にかよっている
行った時に通話の練習をした。かけるより、応答するほうがむずかしそうだ
筆者が家から義母にLINE通話をかける
いくらよんでも応答がない
固定電話にかけると出る。状況をきくと、応答にとまどったらしい
固定電話をおき
またLINEでかける。こんどは応答があった
応答できるとき。できないとき。諦めるとき。いろいろあるが気にしない
気負わず、適当にくりかえしながら
きづけば、半年、一年後にはLINEの送受信、通話に不自由はなくなっていた
介護職員さんとはLINE
なれてしまえば
LINEはメールよりラク。介護職員さんとLINEでつながった。リハビリさんが、訪問介護に関係するみなさんとつなげてくれた
スケジュール調整、変更はラインをつかっている。おたがい時間きにせず連絡でき、既読がつく。記録にのこる
みなさんに褒めてもらえたようで
自己肯定感が高まった様子。社会の一員としてのよろこびも感じられる
その他の機能は本人の希望があってから
メッセージ、通話以外の機能は
希望や必要があってからでOK
本人より
「写真の添付方法をおしえて!」といわれレクチャーした
もともとスマホで写真は撮れるので
保存した写真を添付する方法をつたえた
ある日
トーク画面のカメラマークについて聞かれたので、LINEアプリで写真をとり、おくれることをレクチャーした
新しい機能は、本人が気になったときに伝えればOK
とうみょうが育ちましたなど、ちょっとしたグリーンの写真がよく送られてきた
LINEはここまでで一段落
LINEは、一段落した
いまはもう質問されることもない。無事に、あたりまえに使える通信手段におちつきました
まとめ
- スマホの基本操作を習得してからはじめるのがよい
- 手を動かし学ぶことが大切
- 教える側は、修得を期待しない。結果をもとめない。 動作の補助に徹する
- 高度な機能は、本人の希望におうじて、段階的に導入
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あとがき
義母は大病をしたのち、不安症の傾向がでた
介護者の方も改善策をさぐっていた
ところが、スマホ生活がはじまってから
その傾向がなくなったように感じました ※個人の感想です
そこで
後期高齢者がスマホを修得することにどんな精神的メリットがあるかをかんがえてみました
- 自己肯定感の向上
新しいテクノロジーに挑戦し、それを修得することで後期高齢者は自分の可能性を再発見する。自分のスキルや知識がまし、それにともない自己肯定感がたかまる - 心身の健康へのプラス効果
孤独や孤立はしずかに、おおきなストレスをあたえる
LINEで簡単にコミュニケーションをとれるようになり、こころが安定する。健康促進に寄与する - 認知力アップ
LINEの使い方を覚えるプロセスは、認知力の向上につながる。新しい情報やスキルを吸収し、それを使いこなす訓練は、認知機能の維持や向上に寄与する
自己肯定感が向上し、社会とのつながりを感じることで、日々の生活に対する前向きな姿勢が生まれ、ポジティブな循環がうまれたとおもわれる
総合的な幸福感が向上したとおもわれる
たかが、LINEですが
ご高齢者本人が、興味をもったときには、ぜひ生活にとりいれることをおすすめします
今回の体験談がすこしでもお役にたてればうれしいです。 およみいただきありがとうございました
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